越後平野の真ん中にある白根郷(新潟市南区)は、果物や野菜、お米の産地として知られる場所です。農産物と切っても切り離せない水が、どのように管理され、農産物を育んでいるのか。10月、水をキーワードにめぐるバスツアーが行われました。公募で集まった参加者は親子33人。まずは白根排水機場に向かいました。
白根排水機場は、地区が水浸しにならないように常に排水を行う施設です。「白根郷地区は、信濃川と中ノ口川に挟まれ、川よりも土地が低いため、自然に排水することができないので、この排水機場をつくりました」。水をポンプでくみ上げて川へと流していると聞き、排水機場の役割とその大切さを学びました。
続いて「白根グレープガーデン」へ。すぐそばを信濃川が流れており、川が運んできた肥沃な土地のおかげで、果物の栽培も盛んになったといいます。早速果樹園に行き、ロザリオビアンコという甘い品種のブドウを収穫しました。
新潟市アグリパークの調理室では、講師の佐藤智香子さんからアドバイスを受けながらブドウを使ったパフェと、おにぎりを作りました。「ご飯の甘みを、ぜひ塩むすびで味わってください」。炊き立ての新米を自分の手で握り、自分たちで採ったブドウをパフェに重ねて、味わいました。
水の恵みを感じる秋の一日になりました。








































































